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オンラインインタビュー
アサワリさん
インド出身

外国人エンジニアインタビュー53:アサワリさん

日本で働くことになったきっかけやエピソードがあれば教えてください!
私は大学生の時に、多くの外国語を学んでおりました。その中で大学2年生の時に日本語の勉強を始め、日本人との交流や日本の文化に対する興味関心も強くなっていきました。大学卒業後、インドに支社のある日系企業に就職し、しばらく働いてから日本に行くチャンスをいただけたので、2018年に来日しました。
インドの方々で、アサワリさんのように日本語を勉強する方々は増えているのでしょうか?
私が大学で外国語を選択する時は、日本語よりもドイツ語・スペイン語の方が、英語に近い部分もあり、勉強している方々が多かったと思います。ただ社会人になってから、日系企業もインドに増えた影響からか、日本語を勉強している方が増えたなと実感しました。
アサワリさんは今N2まで取得されていますが、日本語学習で何が難しいですか?
最初の時は、3つの文字(ひらがな・カタカナ・漢字)を一つ一つ覚えることに必死でした。特に漢字の書き取りが難しく、大学の試験ではとても苦労したことを覚えております。仕事をし始めてからは、コミュニケーション(会話)とメールのやり取りがメインになったので、時間が経つにつれて慣れていきました。
これまでと現在やられているエンジニアの業務内容について教えてください!
インドにいる時は、サーバーの管理に関わるソフトウェアのエンジニアとして働いておりました。ただ日本に来てからは、CAD系のエンジニアとして働いております。当初はITから少し離れた仕事なのでどうなんだろうなと思っておりましたが、グローバルな仕事を担当させてもらっているので、大きなやりがいを感じております。
日本人と実際に話をしたり、働いてみたりして、何か気付いたことはありましたでしょうか?
細かいことをチェックすることが得意な方々は多いなと思いました。業務の教え方などは、インドと比較しても丁寧だと思います。ただコミュニケーションの取り方で煩わしさを感じることがあるのも事実です。特にシンプルに伝えられるところを、婉曲で回りくどく言われると理解に時間がかかることもありました。
外国人エンジニアがその職場で長く働くために、必要だと思うことは何でしょうか?
先ほど申し上げた通り、細かい部分はいいところもありますが、一方でもう少し柔軟な発想を持つことも重要だと思います。外国人材のミスに対して、ある程度寛容であること。家族との時間(プライベート)の過ごし方における価値観の違いを尊重してあげること。厳格にルール及びやり方に固執するだけでなく、こうした配慮ができる融通性も外国人材の定着を促す重要な要素だと思います。
最後に今後の日本でのキャリアプランや将来の計画を教えてください!
日本へ働きに行く時、家族から「頑張って日本でいいキャリアを作ってきて」と励まされたので、できるだけ長く日本で働き続けられたらと思っております。その上で、日本へ行くことをサポートしてくれた家族に対して、恩返しができたら嬉しいですね!