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オンラインインタビュー
ゴーラブさん
インド出身

外国人エンジニアインタビュー10:ゴーラブさん

日本で働くことになったきっかけやエピソードがあれば教えてください!
日本に来る前に、私はシンガポールの大学でエンジニアリングの勉強をしておりました。その当時、シンガポールで企業の合同説明会に参加させていただき、その中で日本の大手の会社から内定をいただきました。内定をいただくまでは、日本語はほとんど話せませんでしたが、チャレンジしたい気持ちの方が強かったので、日本行きを決断しました。
最初に入社した日本の企業ではどのような仕事をしていましたか?また同じ環境に他の国の方々もいらっしゃいましたか?
分散制御システム(DCS)と呼ばれるソフトウェアの設計や実装の仕事に多く関わっておりました。日本の会社ということもあり、ほとんどの方が日本人社員で、日本語での会話が必然的に求められる環境でした。ただ入社した直後のタイミングでは、研修という形で中国からの新入社員の方々と一緒に、必死に日本語の習得をしておりました。
ゴーラブさんはこれまで多くの国々へ行き、仕事をした経験をお持ちですが、その中でも日本の会社や日本人社員と一緒に働いて良かったことや気付いたことはありますか?
他の外国人材の方も同じ意見だと思いますが、私の会社ではすごく親切な方が多くて、業務内容の理解がスムーズにできました。また日本人の規律性の高さにも驚きましたね。個人主義が強い国の方々と働く時には、なかなか見られない部分だと思います。
逆にインドの方々はどのような強みや考え方を持っている方が多いでしょうか?また日本人が知っておくべきカルチャーの違いがありましたら教えてください!
インドの方々の方が、より外の世界に対する興味が強いのは間違いないと思います。好奇心旺盛という言葉がいいかわかりませんが、知らないことを知りたい、もっと学びたいという意欲はかなり高いと思います。そういう学びの姿勢を人事評価に含めることは、彼らの定着につながると思います。
ゴーラブさんは日本の会社が海外進出する際のサポートについても経験をお持ちかと思いますが、海外進出を目指す企業向けにアドバイスなどはありますでしょうか?
とにかく「人間選定」は間違えないでということです。現地でどのような企業や人たちと提携を結ぶのかという問題は、解決策を間違えただけで大きな災難や実害を受けます。現に私の知っている範囲でも、そのような企業がおりました。時間はかかると思いますが、取引先やその人が信頼しても問題ないのかについては、しっかり確認することが重要だと思います。
最後に今後の日本でのキャリアプランや将来の計画を教えてください!
私にとっては日本は第2の故郷です。これからも引き続き日本に住みながら、仕事が続けられたら嬉しいです。将来的には、人を教えたり、教育に携われたりする仕事もできたらいいなと思っております。