オンラインインタビュー
ウルシャリさん
インド出身
外国人人事インタビュー56：ウルシャリさん
- 日本で働くことになったきっかけやエピソードがあれば教えてください！
- 私が大学生の時、外国語を学ぶ授業があり、日本語を選択しました。当時先に日本語を学んでいた親戚の方から、日本語の本をいただき、漢字の形や書き方に興味関心を持っていました。日本についての理解が深まっていくにつれて、実際に日本で働くキャリアについて考えるようになり、2018年に来日して、日本で働き始めました。
- 日本語はどのように上達させたのでしょうか？また何が一番難しかったでしょうか？
- 大学生の時は授業で学んでおりましたが、卒業してからは専ら自主学習で日本語を学んできました。今の会社では、日本人が多い就労環境で働いているので、仕事を通じて、特に日本語の会話能力を鍛えられています。一番難しかったのは漢字ですね。書き取りも読み方も複雑なので、学習するのが大変でした。それ以外には、敬語の使い方なども難しいと感じることがあります。
- ウルシャリさんの業務内容を教えてください！また今の会社の働き方やカルチャーで好きなところはありますか？
- 日本語も英語も話せる外国人人事として、ほかの外国人材の採用関連業務をメインに行っております。私は会社の風通しのいい環境が好きで、社長や役員の方々とも、コミュニケーションをしやすい環境が用意されています。
- 日本人と実際に話をしたり、働いてみたりして、何か気付いたことはありましたでしょうか？
- コミュニケーションの仕方に大きな違いを感じました。インドの方々は比較的思ったことをそのまま話すことが多いと思いますが、日本人は本音と建て前をしっかり分けていて驚きました。また日本人はいわゆる「報連相」が好きだと思いますが、あまり海外ではないカルチャーだと思います。
- 外国人材が日本の企業で長く働くために、必要だと思うことは何でしょうか？
- 私が日本で働いていて、いいなと思ったことは、勤勉精神が高くて、チームワークが取れていることです。他方で、オープンマインドに話をしたり、年齢ではなく実力・実績で評価したりする部分は、まだまだ改善の余地があるのではないかと思っております。こうした違いはお互いの文化に根差したものの影響が大きいと思いますので、外国人材だけでなく、日本人側も私たちの文化に対する理解を深めていただければ、より外国人材目線の環境を作っていくことができると思います。
- 最後に今後の日本でのキャリアプランや将来の計画を教えてください！
- 今働いている会社が、将来的に外国人材の雇用を促進する計画を立てているので、日本人と外国人材の間に入り、人事課題の解決に尽力したいと思っております。お互いの懸け橋になれれば嬉しいですね！
